2018年03月04日

『 Rollei standard 』

2018年の抱負「モノを増やさない」
舌の根も乾かぬうちにRollei standardを買ってしまった

カメラマンの渡部さとるさんが著書「旅するカメラ」で、ローライスタンダード のことを記事にしていた。
プライベートの旅に2.8Fは立派すぎる。
事務所に転がっていたポジを詰めると、コントラストの低いレンズとの相性がとても良いなどと書かれていた記憶がある。
「旅するカメラ」にはRollei standardで渡部さんが撮影された写真が一枚掲載されていた。
逆光時のフレアが三日月状に広がったポートレート、偶然の一枚がとても美しい写真だった。
のちに渡部さん本人に聞くと、「アレは、たまたまだよ。」と謙遜なさって笑っていらっしゃったが、
以来、Rollei standardは機になる存在になってしまった。

昨年の松屋でも、早田カメラさんのブースで手にとって見せてもらったが、時期尚早と自分に言い聞かせた。
でもやはり気になる…。
「よし!今年の松屋で、出会いがあれば購入しよう!」

松屋の催事場に着くと、すぐさま早田さんの元に行った。
お目当のstandardは2台あった。
一台は3.8のテッサー、もう一台は3.5のテッサーだった。
程度は3.5の方が良さそうだ。

迷っていると「開放では3.8の方がかっちり写るよ。」と教えてくれた。
台数は3.8の方が圧倒的に少ないらしい。
が、僕が求めているのはシャープさとは真逆の「何というか…古臭い描写」
3.5のテッサーは、所有するオートマットと同じレンズかもしれない。
でも内面反射やら、経年変化の違いやらで写りはきっと違うかな??
と言い聞かせ購入を決めた。

75600円を64800円に値引きして頂けた。
さらに革ケースとフィルムを1本付けて頂いた。
この機種にしては高価だが、早田さんは困ったときにはいつも面倒を見てくれる。
その安心料と考えると決して高くないと個人的には思う。
このカメラはスウェーデンから来たカメラだとのこと。
スウェーデンの知人から、良い個体があるとの知らせで仕入れたモノなのだとか。

DSCF1571.jpg
FUJIFILM X-T2 XF18-135mm 1:3.5-5.6 R LM OIS WR

オートマットではないので、覗き穴からフィルム送りを確認する。
オートマットに慣れた身にとってはやや不便を感じるが、この作法が意外と面白い。

DSCF1573.jpg
FUJIFILM X-T2 XF18-135mm 1:3.5-5.6 R LM OIS WR

フィルムの1を出したら、カウンターはすでに10あたりまで進んでいる。
そこでリセットボタンを押すと、パチッと音がしてカウンターが1にセットされる。

DSCF1569.jpg
FUJIFILM X-T2 XF18-135mm 1:3.5-5.6 R LM OIS WR

スクリーンは暗く、右下には水準器が装備される。
四隅はほぼ見えないが、中央部のピントは結構掴める。

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FUJIFILM X-T2 XF18-135mm 1:3.5-5.6 R LM OIS WR

こんな経緯でRollei standardは我が家にやってきた。
カメラの増殖、もはや病気かとも思う今日この頃。

DSCF1568.jpg
FUJIFILM X-T2 XF18-135mm 1:3.5-5.6 R LM OIS WR


posted by ようDa at 09:30| Comment(2) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

『 修理完了Rollei オートマット 』

暗室作業が終わり、プリントを見てもらった際、
師匠から「いいレンズだなぁ」と褒めて頂いた古いローライ。

我が家にやって来たのはなんと昭和30年代。
亡き父が独身の頃にカメラ屋の店主に勧められ購入したカメラだ。
「ドイツのテッサーという、とても良いレンズですよ。」と言われ買ってしまったと、生前、父が話していた。

ところが、ここ5年ほどは出番がめっきり少なくなっていた。
チャージしておくと、シャッターが切れなくなってしまう。
ガチャガチャ弄っていると、突然シャッターは切れるのだが、当然1枚無駄になってしまう。
そんなストレスから撮影機会は、中古で購入しOHを済ませた2.8Eに譲っていた。

まぁしかしながら、私よりも我が家に長く居続ける大先輩をこのまま放置状態というのも忍びない。
そこで7月に関東カメラさんにOHを依頼した。
1998年に関東カメラさんの前身である関東カメラサービスさんにてOH。
2015年に関東カメラサービスさんでマミヤのスクリーンに載せ換え改造。
と長年、関東カメラさんが大先輩の主治医である。
1980年代にも(大きくなる前の)関東カメラサービスの先代(初代?)の社長さんに、シャッター調整とルーペの抑え羽根をワンオフ作成してもらった過去がある。

昨日、修理完了の連絡を頂き、久々の対面を果たした。

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RICOH GR

今回はOHに加え、張り革を交換した。
1998年に茶色のトカゲ革を貼ってもらっていたが、なんだか少し飽きてしまった。
オールドルックなローライに、豪華なトカゲ…大名茶のような違和感を感じるようになり、
オリジナルに戻す事とした。

とは言っても、当時のローライの牛革は経年劣化でぼろぼろになってしまう。
そこでたくさんあるサンプルから人工皮革を選んだ。
関東カメラさんの張り革サンプルはとにかく豊富だ。
意外にもシボの大きさや、シボの深さの違いで、手に取った感触がずいぶん異なる。
今回選んだ人工皮革NO25は、シボが深く、まるでカメラが手に吸い付くような感覚だ。
2.8Fや3.5Fの最後期型の人工皮革の感触が、どうしても好きになれない自分は、
所有するホワイトフェイス3.5Fもこの人工皮革に張り替えようとすら思ったが、
残念ながらこのNO25、最後の1枚だった…。

R0042241.jpg
RICOH GR

涼しさが戻ってきたらT-MAXを詰めて、どこか旅に出てみたい
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2017年07月17日

ローライ オートマットMXの修理依頼

関東カメラさんにローライ オートマットMXの修理を依頼してきた。

1/10が速い速度で切れてしまう。
ほとんど使う事の無いシャッター速度なので、このままでも良かったのだが、問題はもう一つ。

フィルムを巻き上げておくと、シャッターも切れない、巻き上げも出来ないという所謂フリーズ状態になってしまう。ガチャガチャ弄っていると何かの拍子でシャッターが切れるのだが、これは困る。

常にチャージしない状態で持ち歩いていて、撮りたいものがあると巻き上げてシャッターを切る。
ちょっと不自由なので、思い切って修理してもらう事に。

R0041974.jpg
RICOH GR

古い機種なので、直るのかが心配だが、受付時の話では問題なく直ると言う。
ここで一つの問題が浮上。

トカゲの革が貼られているオートマットMXだが、前面の革を剥がすため、もしかすると切れてしまう恐れもあるという。

調べてもらうと前回のオーバーホール時、1998年に関東カメラサービスで張り替えてもらった革だ。
19年前…。
そこで今回、人工レザーに張り替えてもらう事にした。

人工レザーの見本を何種類も見せてもらう。
艶の有無、シボの深さ、ひとつひとつ手触りが異なる。
そのなかで最も気に入ったNo25。
つやが抑えられており、比較的シボが深い。

納期は約2ヶ月…夏が終わる頃には手元に届くと思う。
posted by ようDa at 14:51| Comment(6) | TrackBack(0) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

『 2.8E 』

先日、記事にしたベビーローライ。
残念ながら返品となってしまった。

ベスト判フィルムを取り寄せ、撮影、現像したものの、
レンズボードの平行が出ておらず、まったくピントが合わない。

購入したフジヤカメラさんに事情を話し、返品となった。
しかしそんなタイミングで、ショーケースに2.8Eを見つけてしまう。

店員さん曰く「今日、何人ものお客さんが見せて欲しいと言って手に取っているんです。レンズは結構綺麗なんですよ。」

手に取ってみると、さすがはBマイナスランク。
外観はレンズボードに打痕、メーター部品もヒビが入っている。
まさに満身創痍と言った感じ。
商品タグにはスロー粘りとの記載があったが、特に粘ってはいない。
ローライの1秒は元々こんな感じ。

現在所有しているローライは3台。
3.5A、3.5F、ワイド。
以前2.8Fを使用していた事があるが、軽快な3.5Fに買い替えてしまった。

2.8Eは初めて手に取ったが、作りはむしろしっかりしている。
80000円と手頃な事もあり、ベビーローライの代わりに買って帰る事にした。

暗いスクリーンは、マミヤRZ用を切り出して装填した。
明るくはなったもののスクリーンの厚みも異なるため、ビューレンズが若干後ピン気味になってしまった。

折角なので、ロイさんにオーバーホールをしてもらう事にした。
マミヤの明るいスクリーンに合わせてピントも調整してもらい、
全く使用する事のない露出計も取り外してもらう事にした。

そして本日、待望の2.8Eが到着。

年末年始はこの2.8Eが活躍してくれそうだ。

R0041509.jpg
RICOH GR


感度分の16のメソッドで撮影するため、メーターを取り外してもらった。
メーターが取り外された2.8Eの姿は、むしろスッキリしているように思うのだが。

R0041511.jpg
RICOH GR

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RICOH GR

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2016年12月18日

『 ワイドローライが戻ってきた! 』

ワイドローライの修理が完了、早速受け取りに行ってきた。

ピントノブはオイルの入れ替えで、とても滑らか。
異音も勿論、無くなった。

シャッター速度も調整してもらい、測定データも頂く事が出来た。

マップカメラを後にして、新宿の町をフラフラ。
立ち寄った中古カメラ市場で、BAY4のフィルターを発見!
一枚は純正の加工品で、フィルター下部がカットされている。価格は2000円。
もう一枚はヘリオパンのUVで、表面に小さなキズがある。価格は4000円。

まぁ、安かった事もあり購入することに。

R0041503.jpg
RICOH GR

上下に同時装着すると、ビューレンズ側に隙間が…。
なんでこんなに隙間があるのだろう…。

R0041505.jpg
RICOH GR

しかしフードを装着すると、謎が解けた!

R0041508.jpg
RICOH GR

フードを同時装着すると、ぎりぎりフードがロック出来る!

うん。見栄えは良くないが安心して持ち歩ける…かな。

ワイドローライのお話でした。
posted by ようDa at 15:23| Comment(7) | TrackBack(0) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

『 ワイドローライ 暫しの別れ 』

先週、グループ展が終わりワイドローライでの撮影も一段落。

昨年の1月に購入したワイドローライも、すでに数十本のフィルムを通してきた。
「美品」という触れ込みで購入したワイドローライだが、撮影していく中で小さな不具合も見られた。

ピントノブが時々ギシギシと音を立てる。
張り革が剥がれかけてきている。
シャッター速度が速い?

シャッター速度に関しては、この撮影中、1/2と1/60と1/250
3つの設定しか使用していないのだが、1/60以上がややアンダー気味に感じる。
その辺りは絞りで調整できるので、さほど気にはしていないのだが、ピントノブの音は気になる。

マップカメラの店員さんに相談すると、保証で全て直して頂けるとの事。

撮影自体に影響は無いため、保証外だと言われても仕方ないと諦めるつもりだったし、
その場合はロイカメラサービズの竹川さんに預けようとも考えていた。

だからマップさんには心から感謝です。
マップカメラさんでは、古いライカやローライは、ウメハラカメラサービスさんにお願いしているとの事。

仕上がりが愉しみです。

R0041472.jpg
RICOH GR
posted by ようDa at 16:17| Comment(2) | TrackBack(0) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

とうとう Baby Rollei まで

フィルムが無い…
トラブルも多い…

今まで、そう言い聞かせて買わずにいたのだが…

フジヤカメラで衝動買い。
これだけのフルセットで35640円也。

PA092244.jpg
OLYMPUS OM-D E-M1 M.Zuiko 14-42mm f3.5-5.6 EZ
posted by ようDa at 19:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

ローライ オートマット MX のカスタマイズ

父の形見のローライ オートマット

3.5F を使うようになってからは 
すっかり出番は無くなってしまった。

その軽快さから夏の北海道旅行に持ち出してはみたものの
やはり使いづらい…
磨りガラスのファインダーはヤマが掴みにくく
そして暗すぎる

「 そうだ! Mamiya RB 用のスクリーンが使えないだろうか! 」
「3.5F に使えるのだから このオートマットMXにも使えるのでは?? 」

さっそく関東カメラサービスさんに相談してみた。

慎重に行いますがスクリーンにキズが付いてしまうかも知れません。
センターも大体の合わせになりますが、それで宜しければ。

というお返事だった。
有り難いことにスクリーンの厚みを加味してピント調整もしてくださるとの事。

さすがに関東カメラサービスさんでも、初めての依頼だったようで、
ピントが合わせやすくなるかどうかは、やってみないと何とも言えないとの事だったが、
帰ってきたオートマットMXは見違える程、ピントが掴めるようになった。

R0016917.jpg
RICOH GR DIGITAL IV

このローライ
実は関東カメラさんに預けるのは、これで3度目。

初めて父から譲り受けた際に、シャッターを調整してもらったのが始まり。
ウエストレベルファインダーのルーペを押さえる羽状の金具が破損していたが
先代の社長さんが、わざわざ作って下さった。

1998年の2度目の修理では、分解清掃。
傷んでいた革をトカゲ革に張り直してもらった。

今回のカスタマイズで、このローライも出番が圧倒的に増えるに違いない。
そこでこのローライに似合うストラップを探す事にした。

行き着いたのが 『 octavus 』というメーカーの革製ストラップ
なんでも馬具制作用の革を使用しているのだとか

そして父の形見のローライは
ONLY ONE の1台に生まれ変わった

R0016920.jpg
RICOH GR DIGITAL IV
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2014年11月02日

3.5Fのストラップ

2本所有していたローライ純正カニ爪ストラップが
とうとう2本とも切れかかってきた

ある日突然、落下なんて事になったら
鳴くに泣けないので 
新たに購入する事を決意しました

ところがネット上で
古いストラップのカニ爪部分を利用して
革を張り替えてくれる業者がいくつかあることを知りました

たしかに純正のストラップはバックルによって長さが変えられ便利だが
考えてみたら使い易い長さは常に一定で
バックルを利用して長さを変える事など無い

ならばこのバックル、だらっと垂れた革先が無ければ
よりスマートだと感じる

そこで長さは98センチでオーダーしました

それがこちら

1DS30342.JPG
Canon EOS-1Ds Mark III Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZE

純正よりも厚手の革で
かなりしっかりしています

1DS30345.JPG
Canon EOS-1Ds Mark III Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZE

ナチュラルカラーは使い込むにつれて
エイジングも楽しめます


こだわりの3.5F  と こだわりのストラップのお話
posted by ようDa at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月19日

ワイドローライ復活

 毎年、年の瀬には恒例になりつつある「冬の京都ひとり旅」、今年は思い切ってデジタル一眼を置いていくことにしました。そうは思ってみたもののD800を置いて旅に出るのは結構勇気が要ります。すっかりデジタル依存している自分を感じる瞬間です。
 さて今回メインで使いたいのが11月に山崎光学さんで前玉を研磨してもらったワイドローライです。山崎さん曰く「これでかなり変わりますよ。」とおっしゃっていましたが、果たして…。
 今日、そのポジが仕上がってきました。「へぇ〜」というのが正直な気持ちです。今までのフレア掛かった発色の濁った、色乗りの浅い感じはポジを見る限り感じません。なんだかベールが一枚剥がされたようです。あまり期待していなかった事もあり、部屋に転がっていたフィルムを無造作に詰め込みましたが、こんな事ならRVPを持って行けば良かったと後悔しました。雨のため開放付近でスローシャッターを切る事が多かったですが、レンズの研磨でこれほど変わるとは…山崎さん、凄過ぎます。
widerollei001.jpg
Wideangle Rollei Distagon 55/3.5 1/30 f4 RAP
posted by ようDa at 20:36| Comment(4) | TrackBack(0) | ローライのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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